工房通信(伐倒見学会)

2ねんほど前にきこりの店の伐倒見学会に参加した時の事       その時は2回目で楢の大木だった。かなり急な斜面に立っている木だったので、きこりさんたちが切り込みをいろいろと相談していた。           倒れる方向が下にしかないので、枝ぶりを見ながら切り込みを決めるのだが、それがむずかしいみたいだ今回は計算どおり真下にたおれたのだが、残念ながら伐倒われをおこしてしてしまった。伐倒割れとは木を切る時に 木が倒れる瞬間に割れることです。
 大木が倒れる時はすごい地響きとともに煙がたちこめます、右の写真がそれです。この木は直径は90cm以上あり
最近は切れるところは少なくなつたそうです。
 特にナラの大木は見かけなくなりました、去年もお客さんの注文でナラの大径木を探しましたが、予算の関係もあり90cmの木はむりでした。
 オグラの渡部さんの話ではロシアと中国の好景気のため
木が入ってこないのと、反対に北海道産のナラまでまで買われているみたい。
 これも日本が家具づくりを真剣にやってこなかつたツケがきたみたいです、安いものも高いものも全部中国に作らすからです。
 これから日本はどうなるか?かなり心配です。
               
ナラ木が倒れる瞬間
                
ナラの木倒れた後 
                        
        


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