工房通信(中国うるし掻き見学の旅)


中国のうるし掻き職人
この職人さんは少数民族のミヤオ族の人です、今回は中国の貴州省の畢節という所に行きました。

関空から上海そして貴陽まで飛行機でまる一日それから畢節まで車1日そして南山郷まで半日目的地まで2日半かかりました。
 岩手県も広いと思いましたが、中国はとてつもなく広かったです
貴州省だけでも面積が日本の半分ぐらい在り、畢節が岩手県ぐらいあります。そして岩手県全部が漆のの山と言っていいほどです
 中国畢節地域の2000年の漆の生産量は347トンです。少し古い資料ですが今もそう変わらないみたいです。この地域だけでも日本の300倍在ります。
 でも価格は急激に上がっています、多分10年前の何倍にもなっていると思います。写真のうるし掻き職人は40代です彼の村には80人いるそうです、若い人からお年寄りまでいるそうです。

               
うるしの掻き方
 
 うるしの掻き方日本と少し違います、横一文字にキズを付けます。
そのキズを上下に広げていくのです、日本の場合いは上にキズを足していくのですが、それにしても他の中国の掻き方と比べたら日本のやり方と似ています。他の場所キズつけた後貝や木の葉を付けて後で回拾するのですが、畢節は違います。その場で刷毛で掻き取ります。 ミヤオ族は日本人の祖先だと言われています、顔つきも体系もすこし小柄で似ています。もち突きあるみたいで、またある村ではいまだに男性はチヨンマゲをしているみたいです。上の写真も友人に見せたら私だと勘違いしました。
 貴州省は小数民族がたくさん居て、漆の乾漆の椀を使っている所も在ります。こんど機会があれば訪ねたいです。


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