7月22日でうるし掻きも10辺目になりました。

日が登る頃にうるし搔きを始めます。

うるし搔きの10辺目のキズを付けます。この頃になるとキズを付けるとすぐにうるしが出て来ます。だから片面づつキズを付けます。

うるしヘラでうるしをとりカキタルに入れます。この頃からとれる漆を(盛り漆)と言って、最高品質のうるしが8月末まで採れます。

盛り漆は乾燥は初漆に比べて遅く、甘い香りがします、水分が少なくブドマリが良い為に、仕上げ塗りに使われます。

 

このうるし木は雄木です。まだ元気でうるしが出ます。

このうるし木は雌木で、たくさんの漆の実が付いています。その為かうるしの葉が黄色くなり少し元気がありません。うるし木は水分がたくさんいるので、早く雨が降って欲しいです。