昨日急にいつも盆を挽いてもらってる岩崎さんから電話がありました。

今からカンナを作り直すから来ないか。以前からのロクロカンナを作り直す時は教えてくださいと言っていました。

岩崎さんは82歳になる、讃岐では数少ない木地師さんです。今回が最後になる鍛冶仕事です。後で鍛冶道具一式をわけて貰うことになりました。

まず初めに炭とコークスで火おこしをします。ブロアーで風の送ります。

火おこしで炭が赤くなったら、ロクロカンナをその中に入れます。

かんなが赤くなったらハンマーでカンナの先を叩きます。屋外でする時は火の色が分かる曇りの日が良いそうです。

実際に自分でやったのですが、この作業はやれそうです。

次にカンナの先を曲げます。

この作業は慣れてないと難しいです。

サラダ油にカンナをつけて焼き入れをします。岩崎さんが言うには、やきがなまらないそうです。

ロクロカンナの仕上がりです。

現在使っているのが、洋式のロクロバイトなので、椀の中が削りにくかった為に、以前から和式のロクロカンナが欲しかっので、このカンナ1本を分けて貰うことにしました。次回からは自分でやる事になります。