11月3日で香川の楓さん2人展も無事に終わり、ありがとうございました。11月4日5日6日と岩手の浄法寺に漆の木の原木を買いに行きました。

大森清太郎と10年ぶりの再会です。大森さんが80歳で私が70歳になりました。清太郎が太い漆の木の原木をハウスの中に入れてくれていました。

直径27センチから30センチぐらいの原木6本を選びました。このままでは運送屋さんが運んでくれないので、30㎏から40㎏の重さにチエーンソーで分割を清太郎さんがやってくれました。本当は写真の原木全部欲しかったですが、運送代がかなりするので、半分だけにしました。

文化庁に始めて指定された、漆の森に行きました。ユネスコ無形文化遺産に指定された時、ユネスコの人たちが見学に来た森です。

それにしても立派なウルシ林です。すっかりと葉が落ちています。全部で4ヘクタールあります。香川県もこんな森ができると良いなと。中田さんと話していました。

香川に帰った2日後にうるしの原木が梱包されて届きました。今回は原木代よりも運送代の方が高かったです。

原木が届いた日に塩江の製材屋さんでウルシを挽きました。ウルシを製材してくれる所は香川ではここだけなりました。他はカブレるの嫌がります。横引した材は定番の漆の木椀を作ります。

木口に縦引きした材は大椀を作ります。これで再来年度の材料は確保しました。でも漆の木の大きな原木が手に入ることが年々難しくなってきました。