11月3日は漆の木の実を採りました。

前々日にセラリカNODAの、愛媛の大洲市にあるつるかめ喜多工場の櫻木さんから漆の実を採らしてほしいと電話がありました。

今年の漆の木はウルシは不作でしたが、実は豊作なのでうるしの実を採ってもらうことにしました。このウルシの実をサンプルとして持ち帰り、蝋がどれだけ取れるか実験するそうです。

セラリカNODAさんは以前は中国からウルシ蝋をいれていたのですが、最近は入らなくなったそうです。ウルシも中国から入りにくくなっているので同じ状況です。

同じ日にNPO法人さぬき漆保存会の泉谷さんに漆の実の採取を手伝ってもらいました。この木は徳島のウルシ木から分根した木です。

このウルシ木の実は香川県の要請で、苗屋さんに渡す為に採っています。このウルシの実を脱蠟して、3000個を納品してウルシの苗木を育ててもらう事になりました。現在その苗木を山林や畑に植えるプロジェクトを進めています。3000本を3年で9000本、それと今まで植えたウルシの苗木を合わせて1万以上になる予定です。今回の漆の実を有効活用することになれば漆の木を植える人がもっと増えることを願います。