ウルシ搔きも9月25日で17辺目になりました。中8日で台風14号15号の後になりました。

15辺目の時に木が濡れているのに、ウルシ搔きをしたので、キズ口の真ん中腐れが入りウルシの出が悪くなりました。

台風の風でウルシの葉がたくさん落ちて、葉が少なくなりました。

ウルシの出も少し落ちてきました。でもこのウルシ木は切り倒して漆の木の椀に使えるのでまだまだ有効活用できます。

午後からうるし搔きに行くと国道319からの入口が通行止めで、峠を迂回してみると、たどり着いたのはうるし搔きの現場でした。

大きな杉の大木の根が完全に道路をふさいでいます。電線も倒しているので、復旧は今月いっぱいかかるそうです。徳島は今回の台風でがけ崩れや倒木撤去があっちこっちにあります。

うるし搔きの木も風で倒れていました、ショックです。ウルシ搔きを初めて10年以上たちますが、初めての事です。残念ながら今年は17辺でウルシ搔きを終わることにしました。ウルシ搔きの環境が温暖化で毎年たいへんになっているように感じます。今年は22本の漆の木を搔いて約2㎏しか採れませんでした。1本で100グラム以下の過去最低の取れ高でした。