10月6日でうるし掻きは20辺目になりました。

うるしの木の葉も半分以上が落ちてしまいました。昨年は10月3日が20辺目でしたが、今年は10月6日になりました。今回でうるし掻きもを終わりにします。

朝1番に掻くうるしの木は出が落ちてきました。木が濡れている時に無理してうるしがを搔いたので、キズ口の真ん中が腐りました。下2段がそうなっています。白い所が切れている部分が腐れがきている場所です。

朝2月番に掻くうるしの木は2月養生搔きを試してみました。今年は10辺を搔いたのでしが、最後まで木が元気でうるしがよく出ました。

3番目に掻く4本のうるしの木も最後までうるしがよく出ました。

5番目に掻く4本のうるしの木は最初からうるしがあまり出なくて、途中から手前の細い木2本はうるしを掻くのをやめました。

7番目に掻く2本うるしの木も最後までうるしが出ませんでした。後で交渉して掻きはじめた木で、15辺しか掻いていませんが、3又になっておりキズの付け方難しい木でした。6番目に掻く5本うるしの木もあまり出ませんでした。今回は17本のうるしの木を搔いたのですが、後半の9本がうるしが出ませんでした。

今年に採れたうるしです。例年よりすこし黒くなっています。雨が多かったのが影響していると思います。採れたうるしの量は1530グラムで17で割ると、1本あたり90グラムです。今までは最低の収穫です。京都雲ケ畑では10本で3キロ以上ありました。半分以下の収穫ですが、言い訳になりますが、例年より天候不順だったのと、掻くうるしの木が細くなってきている事です。他の産地の漆掻きさんに聞いても同じような事を言っていました。