6月27日でうるし掻きも6辺目になりました。

うるし掻きも6辺目になりました。香川は夏に水不足になり、うるしがあまり出なくなるので、早目に辺を進めます。

今回からはカンナの反対側の角みたいなもので、キズを深くします、このことをメサシを入れると言います。これでうるしがたくさん出ます。最初からメサシを入れると木が痛むのでだいたい6辺目ぐらいから入れます。

うるし搔きが終わって、昼から雨が降ってきました。10時に終わっているので2時間以上経っているので、大丈夫です。燕が漆畑で雨宿りをしています。

岩手の友人からカキタルに使う朴の木を4本送ってもらいました。すぐに五右衛門風呂で炊きました。

次の日に五右衛門風呂から取り出し、先ず初めにドリルで真ん中に穴を開けます。

チエンソーで十字に切り、コツコツとノミで掘っていきます。

完成です。1本刳り抜くのに半日はかかりました。2本刳り抜いたので丸1日かかりました。この方法だと継ぎ目のないカキタルが作れます。丸い木型を入れてしばらく乾燥させて、底を付けます。