うるし搔きも6月30日で7辺目になりました。

7辺目でやっと,ウルシが流れるように出て来ました。今まではウルシがあまり出なかったので、これからは出ると思います。

茶畑の色も濃くなってきました。地主さんから緑茶を頂きました。

最後にみつけたうるしの大木も交渉成立しました。持主さんが元鳶職の方で、足場作りを手伝ってくれました。この土地の方は親切な人が多いです。

かなりのうるし木の大木です。日当たりも良く回り木がないので樹勢も元気です。搔くのが遅くなりましたが,ウルシは良く出ると思います。

山形から榀の木が届きました。早速に茹でて、皮を山田さんがむいているとこです。この木の皮でしな布を作ることができ、なかなか手に入らない木で、今回は無理を言って送ってもらいました。

上手く剝ぐこと事が出来ました。榀の木は繊維質が多く木の皮の内側に付いているのがしな布になる繊維です。梅雨の時期は木が水を上げるので、皮を剝ぎやすいです。この皮の部分でうるし搔きのカキタルを作ります。皮のふちの部分に繊維が多いので、ヘラをしごく時に刷毛変わりなり最高のカキタルに仕上がります。