6月6日は上げ山をしました。「上げ山」とは、2本目のキズを付ける作業、この「上げ山」から漆の採集が始まります。
新しいカンナとヘラを新調しました、右のカンナとヘラは昨年まで使っていた物のです。柄の部分はうるしの木を使いました。
朝一に掻くうるしの木です、昨年搔いた一番太いうるしの木の横にあったうるしの木です。ツタに絡まれてだいぶ弱っていて、ツタは昨年に取り除いていたのですが、葉の成長が悪くなっています。でもうるしが出そうなので、掻くことにしました。
2番目に掻くうるしの木です、2本の木ですが、両方の木とも2又になっているので、うるしを掻くのが難しいです。
3番目に掻くうるしの木のキズあとですが、逆光で分かりにくいので、時間を変えるか、他のうるしの木に変更します。
今回のメインの4番目に掻く4本のうるしの木です。手前の木が1番太く3腹にします。三腹とは普通の木は左右2列の2腹のですが、奧にもキズがあり3列のキズがあることです。直径8寸以上の木の太い木のキズの付け方です。
午後から掻く5本のうるしの木です。日当たりが悪く、細い木ですが、せっかく高知まで来ているので掻く事にしました。
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