6月2日にウルシ搔きの辺付けをしました。この作業は(目立て)とも呼ばれウルシ搔きの最初の作業で、漆を採っていく面をきめて印を付けるとともに、これからウルシ搔きをすることを漆の木に合図を送ることです。

足場が悪いなか,キズを付ける事ができました。

朝1番に掻く漆の木で、崖の下にあり、かなり大変な場所にあります.でも日当たりが良くウルシが出そうなので、搔く事にしました。

 

朝1に訪問すると、すでに木の持ち主さんがアルミの梯子を取り付けくれていました。漆の木の代金を要らないと言ったので、かわり讃岐うどんを持って行きました。徳島の人は親切な人が多いです。帰りに小梅も頂きました。

朝2番目に搔く漆の木です。奥のウルシの木は太いので漆の木の椀が作れそうです。

朝3番目に搔く漆の木です。廃屋の上にあり、昔にウルシ搔きの東さんが搔いた木です。キズ口から水が入り、漆の木が弱っています。葉も少なくウルシが出ないかもしれません。

6月2日は泉谷さんの2辺目でした。日が当たる前の朝6時から作業開始です。

漆の木が細い割には、順調にウルシが出ています。白い牛乳のようなものがウルシです。酸化すると茶色くなり、やがて黒くなります。